ねざめ堂

アニメ・映画・音楽

雑記:『マザー!』感想・『ナイトクローラー』

※この雑記は次回更新時に削除します。読んでくださった方はありがとうございます! ダーレン・アロノフスキー監督の最新作『マザー!』が、現在アマゾンのプライム会員特典になっています。気になってたんだよねという方や、前に有料で観たけどもう一度…とい…

『マザー!』感想:「アロノフスキー的物語」の発展型

ダーレン・アロノフスキー監督『マザー!』(2017年)の感想です。 mother! movie (2017) - official trailer - paramount pictures アロノフスキー監督については、長編デビュー作『π』(1998年)から『ノア 約束の船』(2014年)時点までのキャリアをざっ…

『スカイライン -征服-』感想:未知との遭遇(反転バージョン)

アマゾンプライムに入っていたので、なんとなく観てみた映画『スカイライン -征服-』(2010年)。 映画『スカイライン-征服-』予告編 エイリアン侵略もののB級SF映画なんだけど、これ『未知との遭遇』(1977年)の反転バージョンなんですね(以下『スカイラ…

『八つ墓村』感想:戦前と戦後のせめぎ合い

脚本家・橋本忍の訃報をきっかけに、『八つ墓村』(1977年版)をひさしぶりに観返してみました。 八つ墓村 『羅生門』や『七人の侍』、『砂の器』も手掛けている人なのになんで『八つ墓村』?という感じですが、この映画の脚本が橋本さんだということを恥ず…

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想④:他者の流入

※感想③はこちら 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』最終話までに加えて、話の都合で『CLANNAD ~AFTER STORY~』のネタバレもしています。ご了承ください。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想③:未来の流入

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(公式サイト)については、第6話までが放映された時点で記事を書いたんですけど、 感想①:変えられる / 変わってしまうものとしての過去 感想②:他人のなかの未来の自分 この内容を踏まえたうえで、今回はアニメ最終…

雑記:『リズと青い鳥』

※この雑記は次回更新時に削除します 本日から公開の『リズと青い鳥』観てきました。 『リズと青い鳥』公式サイト ネタバレは避けつつ、でも何か言ってみたい衝動に負けての勢いまかせのつぶやきなんですが、えーとこのアニメーションは今までのアニメーショ…

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想②:他人のなかの未来の自分

※感想①:過去編に続き、②未来編 です。今回も、第1話~第6話のネタバレ注意です。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想①:変えられる / 変わってしまうものとしての過去

放映中のアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(公式サイト)の感想です。原作小説は未読なので、アニメ版のみについての内容になっています。 今回はテーマごとに、記事を ①過去編 ②未来編 の2本に分けてみました。どちらも、第1話~第6話(現時…

『ジャッキー・コーガン』感想:「アメリカは国家じゃない、ビジネスだ」

アンドリュー・ドミニク監督『ジャッキー・コーガン』(2012年)の簡単な感想です。ネタバレありです。

『スカーフェイス』感想:「競争」と「共同体」の挟み撃ち

ギャング映画の傑作『スカーフェイス』(1983年)の感想です。 Scarface (1983) Blu-Ray Release Trailer HD 監督:ブライアン・デ・パルマ、脚本:オリバー・ストーン、主演:アル・パチーノ、音楽:ジョルジオ・モロダー… と、メインスタッフやキャストの…

ダーレン・アロノフスキー:「自分」という地獄

最新作『マザー!』の日本公開が中止になってしまったダーレン・アロノフスキー監督*1。いったんは封切り日までアナウンスされていたんですが...。 (追記:『マザー!』感想書きました) mother! movie (2017) - official trailer - paramount pictures こ…

『3月のライオン』(アニメ版)感想②:桐山零の見習い時代

10月から第2シリーズの放映がスタートした『3月のライオン』(公式サイト)。このアニメについては、以前当ブログで第1シリーズ前半分(第1話~第11話)の感想を書いたんですが、 『3月のライオン』(アニメ版)感想①:「競争」と「共同体」のバランスゲー…

『10 クローバーフィールド・レーン』雑感

劇場公開時に見逃していた『10 クローバーフィールド・レーン』(2016年)をようやく観たので(面白かった〜)、感想というか、この映画にまつわる雑感です。 傑作だった前作『クローバーフィールド』(2008年)は、「疑似ドキュメンタリー形式で作られた怪…

『クズの本懐』感想(後編):花火と茜・ひとりのヒロイン

今年の1~3月に放映されていたアニメ版『クズの本懐』(公式サイト)。放映中に第1~6話までの感想はアップしていたのですが、 『クズの本懐』感想(前編):代替可能な恋愛関係 この内容を前提としたうえで、「後編」として、シリーズ全体の感想です。今回は…

(雑記)コーネリアス新作

※この雑記は夏中に削除します。 気が付けばもう7月。こわいですね。今年の前半はアルカ、フューチャー、ダーティー・プロジェクターズと、セルフ・タイトルの傑作アルバムが立て続けにリリースされて、音楽的には楽しい日々を送っておりました(頭の悪い感想…

『Another』感想:「悪意」の介在しないホラー

※綾辻行人のベストセラー小説で、アニメ・実写映画化もされたホラーミステリ『Another アナザー』の感想です。ネタバレあり〼

『エレヴェイテッド』感想:ふたつの常識の衝突

ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の短編映画『ELEVATED エレヴェイテッド』(1997年)の感想です。前回の『スプライス』感想記事のオマケ的な位置づけですが、この記事単体でも読めるようになっています。 ネタバレがありますので、ご注意ください。 ◯ふたつの「…

『スプライス』感想:抑圧と反発の連鎖

ヴィンチェンゾ・ナタリ監督『スプライス』(2009年)の感想です。 この監督は『キューブ』だけの一発屋扱いを受けてしまうことが多くて、実際『スプライス』も興行的には恵まれなかった映画。 …ではあるんですが、でもこれは『ザ・フライ』とか『インビジブ…

『バージニア・ウルフなんかこわくない』感想:世界の底は抜けている

『バージニア・ウルフなんかこわくない』(映画版 / マイク・ニコルズ監督 1966年)のネタバレ感想です。 ◯ 超有名作品ですが、恥ずかしながら私はタイトルと「なんか派手な夫婦喧嘩の映画でしょ?」ぐらいの予備知識しか持たずに観始めてしまい、結果的にか…

『小林さんちのメイドラゴン』感想:イシュカン・ディスコミュニケーション

先日最終回が放映された『小林さんちのメイドラゴン』(公式サイト)。 あまりにも愛おしいアニメだったので完全にドラゴンロスになってしまい、春アニメに頭がうまく切り替えられない状態です。ずっと前から言われてることだけど、放映されるアニメが多すぎ…

『けものフレンズ』感想:人類の夜明けぜよ。

正直なところ、第11話まではずーっと「なんでここまで人気なんかな?」と首を傾げながら視聴しておりました『けものフレンズ』(公式サイト)。 面白さに惹かれてというより、自分には魅力が理解できない人気作を「でも視野を狭めたらアカンよな」という動機…

『クズの本懐』感想(前編):代替可能な恋愛関係

現在ノイタミナ枠で放映中のアニメ『クズの本懐』(公式サイト)。 昼ドラばりの扇情的なエロ展開を連発しているようでいて、根っこの部分では青春ものの王道テーマをきっちりとふまえた良作で、毎週楽しく観ております。花火ちゃん愚かわいい。 この記事は…

『Dolls ドールズ』感想:人が向きあうことの困難さ

北野武監督『Dolls ドールズ』(2002年)の感想です。 じつはこれ、長年「北野監督のなかではイマイチだな〜」という印象をもっていた映画だったんですが、先日の深夜テレビでやっていたので久々に観てみたら、思いのほか良くてびっくり。よくいわれることで…

『3月のライオン』(アニメ版)感想①:「競争」と「共同体」のバランスゲーム

NHK総合で毎週土曜日に放映中のアニメ『3月のライオン』(公式サイト)。 じつは私はまだ羽海野チカの原作を読んでいないのですが(『ハチミツとクローバー』は大好きだったので、こちらもそのうちまとめ読みしたい)、数々の賞を受賞し大ヒット、今春には…

『ゴーン・ガール』感想  ~「外面」が勝利する世界

デヴィッド・フィンチャー監督『ゴーン・ガール』(2014年)の感想です。この映画については、公開当時に記事を書いたんですけど↓ 軟着陸は可能か? ~『ゴーン・ガール』感想 今回の文章は、そのときボツにしたバージョンです(さいきん文書フォルダを整理…

『がっこうぐらし!』感想 ~丈槍由紀と「かれら」の失楽園

アニメ版『がっこうぐらし!』の感想です。この作品については、リアルタイム放映時(2015年秋)にも記事を書いていたんですが↓ 丈槍由紀は堕天する、のか? ~『がっこうぐらし!』雑感 丈槍由紀の(半)堕天 ~『がっこうぐらし!』雑感 その② 今回はあら…

『淵に立つ』の浅野忠信をみて考えたこと

『淵に立つ』(公式サイト)を観た。素晴らしかった。「夫婦や親子といってもやっぱり理解しあえない他人同士だし、そういう人たちがなんか一緒に暮らしてる家族って不思議」という映画で、でも「しょせんは家族なんて」みたいな幼稚な露悪趣味は感じさせず…

映画『聲の形』感想メモ:「スキ」と「バカ」

※ちょっとした「気付き」についてのメモ的記事。ネタバレあり〼 先日行われた『聲の形』の舞台挨拶で、山田尚子監督がこんなエピソードを披露していたそうです。原作にはないアニメオリジナルのシーン…学園祭での硝子と植野の「バカ」のやりとり、手話(指文…

『たまこまーけっと』『たまこラブストーリー』記事のまとめ

当ブログでは『たまこまーけっと』『たまこラブストーリー』関連の記事を書きすぎて、どれから読んだら良いのかわかりにくい状態になってしまっているので、比較的まとまりが良いんじゃないかなー?と思われる記事を4本抜粋して宣伝です。 まず『たまこまー…